
戦乱が数多く繰り広げられた戦国時代は、戦勝を祈念する軍神が一挙に勃興した時代でもありました。この軍神を信仰する形は、武将が身にまとう武具や刀剣に意匠として施されています。上杉謙信も飯縄権現や毘沙門天等の神仏を篤く信仰しており、謙信ゆかりの工芸品にその様相がうかがえます。
また、上杉家は真言宗を信仰する全国的にも数少ない大名家です。この発端は謙信と高野山との密接な関係に求められ、謙信への崇敬とともに江戸時代に引き継がれていきます。特に、米沢城本丸に設けられた御堂は、謙信への崇敬がうかがえる代表的な事例であり、全国的に見ても珍しい城の造りと言えます。
本展では、上杉謙信が信仰した軍神や宗教を主軸に置き、その後米沢藩上杉家に引き継がれていく信仰のかたちを、主に謙信にゆかりある多様な文化財から紹介します。
開催期間 | 前期 9月13日(土)~10月13日(月祝) 後期 10月18日(土)~11月16日(日) ※10月14日(月)~10月17日(金)は展示替え期間のため、常設展示室のみの開館となります。 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
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休館日 | 9月24日(水)、10月22日(水) |
料 金 | 一般800円(640円)高校・大学生500円(400円)小・中学生300円(240円) ※()内は20名以上の団体 |
お問い合わせ | 伝国の杜米沢市上杉博物館 TEL 0238-26-8001 |
詳細は伝国の杜公式サイトをご覧ください。