
12月17日の観音堂の例祭「観音様のお歳夜」が近づくと、鶴岡市内のお菓子屋さんでは切さんしょう(「切さんしょ」とも言われます)作りが始まります。切さんしょうは、山椒の香りが効いた餅菓子です。そばとうどんの間ぐらいの太さで、短めに切ってあります。白砂糖と黒砂糖味の2つが定番となっています。
縁起菓子や厄除け菓子などともされる、この時期だけの限定品です。
明治時代に東京のお菓子を参考に作られたと言われていますが、私が子どものころ(かなり前)は、お菓子屋さんが1年間のお菓子の余った切れ端をとっておき、それを集めて作ったもの、と教わりました。
なるほどだからこの馴染みのない味(=山椒)なのだと納得したように思います。
写真は、いーお店の「住吉屋菓子舗」さんの切さんしょうです。
「木村屋」さんでも販売しています。
