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本作は、あざやかな伏線回収で読者を虜にし、映像化された作品も多い稀代のストーリーテラーである伊坂幸太郎さんの、作家デビュー25周年を記念した短編集です。これまで単著未収録だった4作品に、完全書き下ろしを加えた5編を収録。予想もつかない謎解きや、ユーモア満載のSFからジワ泣きストーリーまで、伊坂ワールド全開の一冊となっています。2005年~2019年と刊行時期はバラバラですが、通して読むと繋がりが生まれる不思議な短編集です。
伊坂幸太郎:著
PHP研究所:発行
定価:1 760円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

一度でも道を踏み外した者は、決して許されないのか? コンビニ店主の柳田は「万引き犯など最低の人間」という信念をのもと、万引きした男を捕まえようとした。もみ合ううちにその男を死亡させてしまう。逮捕され、人生は暗転していく。一方、児童養護施設で暮らしていた頃に万引きで捕まった過去を持つミチル。そんな二人が、ある事件を契機に巡り会うことに……。過去の過ちに翻弄されながらも支え合い、立ち上がる姿に希望をもらえる一冊。
丸山正樹:著
角川春樹事務所:発行
定価:1 870円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。
義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするが……。人々のかけがえのない関係性を紡ぎ続けた瀬尾まいこが描く、あなたの小さな、でも確かな支えとなる感動の物語。世の中には思いのほか、手を差し伸べてくれる人はたくさんいることを思い出させてくれる。
瀬尾まいこ:著
水鈴社:発行
定価:1 980円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

小学6年生の十和は、家族の幸せの形がわからない。楽しい母、やさしい父、かわいい妹。それなのに、どうして心がこんなに荒むのか。苛立つ十和に対して、母はなかば強引に中学受験を決めてしまう。このわだかまる気持ちをぶつけられるのは、LINEで繋がる「あの人」だけだ――。ここから逃げ出したい。その思いは大阪で一人暮らす祖母へと向かい、十和は大阪の私立中学に進む決意をする。4人が離れて暮らすことに父は反対するが、あることを条件に十和の希望を受け入れるのだった。バラバラになりそうな一家は、この問題を解決することができるのか? 中学受験を通して家族の成長を描く感動作。
早見和真:著
朝日新聞出版:発行
定価:1 760円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか? 大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。『孤狼の血』『盤上の向日葵』『教誨』『風に立つ』の著者が東北を舞台に描く震災クライムサスペンス。
柚月裕子:著
新潮社:発行
定価:2 090円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、飛行機墜落事故などが立て続けに発生し、世界は急速に混乱に陥った。これらすべての原因は謎の人工知能『天軸』の暴走と考えられた。
五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の選ばれし3人は、人工知能の開発者が残したという巨大な樹の絵画『楽園』を手掛かりに、暴走する『天軸』の所在を探る。旅路の果てには、誰も想像できない結末が待ち受ける。伊坂幸太郎デビュー25周年記念書き下ろし作品。
伊坂幸太郎:著
中央公論新社:発行
定価:1 650円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

今も昔も、結婚は「始まり」に過ぎない――。婚約破棄したわがままプリンス、選び抜かれた宮家の嫁、そして大正天皇の后…。その高貴な結婚は本当に幸せだったのか―。さまざまな立場に葛藤する皇族を描いた5つの短編には、読む者を圧倒する”心の内”が綴られる。これまで描かれたことのない、衝撃の短編集。
林真理子:著
文藝春秋:発行
定価:1 870円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ。
山口未桜:著
東京創元社:発行
定価:1 870円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

主人公の小鳥のささやかな楽しみは、仕事の帰り道にお弁当屋さんから漂うおいしそうなにおいをかぐこと。人と接することが苦手な小鳥は、心惹かれつつも長らくお店のドアを開けられずにいた。十年ほど前、家族に恵まれず、生きる術も住む場所もなかった18歳の小鳥に、病を得た自身の介護を仕事として依頼してきたのは、小鳥の父親だというコジマさん。病によって衰え、コミュニケーションが難しくなっていくのと反比例するように、少しずつ心が通いあうようにもなっていたが、ある日出勤すると、コジマさんは眠るように亡くなっていた。その帰り、小鳥は初めてお弁当屋さんのドアを開ける――。小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語。
小川糸:著
ポプラ社:発行
定価:1 870円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

年金暮らしの原夫妻。妻の礼子はいわゆる終活に熱心だが、夫の英太は「生きているうちに死の準備はしない」という主義だ。そんな英太があるきっかけから終活をしようと思い立つ。それは家族や他人のためではなく、自分の人生にケリをつけること。彼は周囲にあきれられながらも高校時代の純愛の相手に会うため動き始める。やがて、この終活が思わぬ事態を引き起こし──。『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』『老害の人』に続く著者「高齢者小説」第5弾。
内館牧子:著
講談社:発行
定価:1 870円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)
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