【文芸】小鳥とリムジン

小鳥とリムジンの表紙

主人公の小鳥のささやかな楽しみは、仕事の帰り道にお弁当屋さんから漂うおいしそうなにおいをかぐこと。人と接することが苦手な小鳥は、心惹かれつつも長らくお店のドアを開けられずにいた。十年ほど前、家族に恵まれず、生きる術も住む場所もなかった18歳の小鳥に、病を得た自身の介護を仕事として依頼してきたのは、小鳥の父親だというコジマさん。病によって衰え、コミュニケーションが難しくなっていくのと反比例するように、少しずつ心が通いあうようにもなっていたが、ある日出勤すると、コジマさんは眠るように亡くなっていた。その帰り、小鳥は初めてお弁当屋さんのドアを開ける――。小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語。

小川糸:著
ポプラ社:発行
定価:1 870円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【生活】衣食住、暮らしに寄り添うもの選び

衣食住、暮らしに寄り添うもの選びの表紙

器は陶器から磁器に、シャツは襟付きに、家具は経年変化しないものに――。歳を重ねるなかで変わりゆく、「もの選び」の基準。美しい家具やインテリア雑貨に、便利な生活用品、洋服やファッション小物まで、愛用品の数々を紹介。丁寧な暮らしから自分をいたわる暮らしへ。年齢を重ねた自分の「今の暮らし」を助け、豊かにする品々への思い入れや選ぶ理由綴るエッセイ。

内田彩仍:著
集英社:発行
定価:1 650円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【教養】昭和問答

昭和問答の表紙

昭和は、今この瞬間の私たちの立っている時空につながる。なぜ競争から降りられないのか、国にとっての独立・自立とは何か、人間にとっての自立とは何か。これらの難問に答えるべく、明治・大正から平成までを縦横に語りつつ、各々が昭和を知るための本も紹介する。好評『日本問答』『江戸問答』に続く第三弾。

松岡正剛、 田中優子:著
岩波書店:発行
定価:1 232円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【児童】スーパーマーケットはなまる おみせがあくまえに

スーパーマーケットはなまる おみせがあくまえにの表紙

この絵本の舞台は開店前のスーパーマーケット。どうやら迷子の商品がいるようです。間違った売り場に迷い込んだ商品を探してあげてください。実際のお店をモデルに、カラフルに細かく描きこまれた売り場で探し絵遊び。野菜に果物、魚にお肉……いろいろなものの名前も覚えられます。

山本真嗣:著
白泉社:発行
定価:1 430円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

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