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朝井リョウ先生最新刊で、作家生活15周年記念作品の1冊です。
推し活を愛する消費者、推しに沼らせて課金させるチーム、推しの死によって自滅していくファンなど様々な立場から推し活を切り取る。今の世相を朝井リョウならではの視点で切り取った物語です。
オムニバス形式でそれぞれの登場人物の、それぞれの孤独と不安、渇きに触れることができます。特にファンダム、SNS事情がとてもリアルです。朝井リョウ先生の取材力と描写力に圧倒させられます。
朝井リョウ:著
日経BP 日本経済新聞出版:発行
定価:2 200円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

山形県山形市出身の飯島和一さん、7年ぶりの単行本です。
物語は、1626年1月にはじまり1683年7月に終わります。
明朝が清によって崩壊していく中、武装した大船団を率いながら中国、台湾、日本相手に貿易を行い一大勢力を築く鄭一族クロニクルです。
淡々と語られ、臨場感と熱量を伴う。目まぐるしく変わる状況に一喜一憂します。読後は大河ドラマを一気に観たような充足感をもたらしてくれる一冊です。
飯嶋和一:著
小学館:発行
定価:2 530円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

5年連続本屋大賞ノミネートの最注目作家・青山美智子が贈るチョコレートにまつわるanan人気連載12編+書き下ろし12編をまとめられた1冊です。収録されている短編はチョコレートの持つ甘さ・可愛らしさ・儚さ・脆さ・苦さ、そして柔らかさと硬さを感じられます。BOX1+BOX2という構成で、読後にわかる仕掛けがされています。
青山美智子:著
マガジンハウス:発行
定価:1 760円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

本作は、あざやかな伏線回収で読者を虜にし、映像化された作品も多い稀代のストーリーテラーである伊坂幸太郎さんの、作家デビュー25周年を記念した短編集です。これまで単著未収録だった4作品に、完全書き下ろしを加えた5編を収録。予想もつかない謎解きや、ユーモア満載のSFからジワ泣きストーリーまで、伊坂ワールド全開の一冊となっています。2005年~2019年と刊行時期はバラバラですが、通して読むと繋がりが生まれる不思議な短編集です。
伊坂幸太郎:著
PHP研究所:発行
定価:1 760円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

一度でも道を踏み外した者は、決して許されないのか? コンビニ店主の柳田は「万引き犯など最低の人間」という信念をのもと、万引きした男を捕まえようとした。もみ合ううちにその男を死亡させてしまう。逮捕され、人生は暗転していく。一方、児童養護施設で暮らしていた頃に万引きで捕まった過去を持つミチル。そんな二人が、ある事件を契機に巡り会うことに……。過去の過ちに翻弄されながらも支え合い、立ち上がる姿に希望をもらえる一冊。
丸山正樹:著
角川春樹事務所:発行
定価:1 870円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。
義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするが……。人々のかけがえのない関係性を紡ぎ続けた瀬尾まいこが描く、あなたの小さな、でも確かな支えとなる感動の物語。世の中には思いのほか、手を差し伸べてくれる人はたくさんいることを思い出させてくれる。
瀬尾まいこ:著
水鈴社:発行
定価:1 980円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

小学6年生の十和は、家族の幸せの形がわからない。楽しい母、やさしい父、かわいい妹。それなのに、どうして心がこんなに荒むのか。苛立つ十和に対して、母はなかば強引に中学受験を決めてしまう。このわだかまる気持ちをぶつけられるのは、LINEで繋がる「あの人」だけだ――。ここから逃げ出したい。その思いは大阪で一人暮らす祖母へと向かい、十和は大阪の私立中学に進む決意をする。4人が離れて暮らすことに父は反対するが、あることを条件に十和の希望を受け入れるのだった。バラバラになりそうな一家は、この問題を解決することができるのか? 中学受験を通して家族の成長を描く感動作。
早見和真:著
朝日新聞出版:発行
定価:1 760円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか? 大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。『孤狼の血』『盤上の向日葵』『教誨』『風に立つ』の著者が東北を舞台に描く震災クライムサスペンス。
柚月裕子:著
新潮社:発行
定価:2 090円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、飛行機墜落事故などが立て続けに発生し、世界は急速に混乱に陥った。これらすべての原因は謎の人工知能『天軸』の暴走と考えられた。
五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の選ばれし3人は、人工知能の開発者が残したという巨大な樹の絵画『楽園』を手掛かりに、暴走する『天軸』の所在を探る。旅路の果てには、誰も想像できない結末が待ち受ける。伊坂幸太郎デビュー25周年記念書き下ろし作品。
伊坂幸太郎:著
中央公論新社:発行
定価:1 650円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)

今も昔も、結婚は「始まり」に過ぎない――。婚約破棄したわがままプリンス、選び抜かれた宮家の嫁、そして大正天皇の后…。その高貴な結婚は本当に幸せだったのか―。さまざまな立場に葛藤する皇族を描いた5つの短編には、読む者を圧倒する”心の内”が綴られる。これまで描かれたことのない、衝撃の短編集。
林真理子:著
文藝春秋:発行
定価:1 870円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)
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