【文芸】問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさいの表紙

小学6年生の十和は、家族の幸せの形がわからない。楽しい母、やさしい父、かわいい妹。それなのに、どうして心がこんなに荒むのか。苛立つ十和に対して、母はなかば強引に中学受験を決めてしまう。このわだかまる気持ちをぶつけられるのは、LINEで繋がる「あの人」だけだ――。ここから逃げ出したい。その思いは大阪で一人暮らす祖母へと向かい、十和は大阪の私立中学に進む決意をする。4人が離れて暮らすことに父は反対するが、あることを条件に十和の希望を受け入れるのだった。バラバラになりそうな一家は、この問題を解決することができるのか? 中学受験を通して家族の成長を描く感動作。

早見和真:著
朝日新聞出版:発行
定価:1 760円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【文芸】逃亡者は北へ向かう

震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか? 大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。『孤狼の血』『盤上の向日葵』『教誨』『風に立つ』の著者が東北を舞台に描く震災クライムサスペンス。

柚月裕子:著
新潮社:発行
定価:2 090円(税込)

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【文芸】楽園の楽園

楽園の楽園の表紙

大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、飛行機墜落事故などが立て続けに発生し、世界は急速に混乱に陥った。これらすべての原因は謎の人工知能『天軸』の暴走と考えられた。
五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の選ばれし3人は、人工知能の開発者が残したという巨大な樹の絵画『楽園』を手掛かりに、暴走する『天軸』の所在を探る。旅路の果てには、誰も想像できない結末が待ち受ける。伊坂幸太郎デビュー25周年記念書き下ろし作品。

伊坂幸太郎:著
中央公論新社:発行
定価:1 650円(税込)

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【文芸】皇后は戦うことにした

皇后は戦うことにしたの表紙

今も昔も、結婚は「始まり」に過ぎない――。婚約破棄したわがままプリンス、選び抜かれた宮家の嫁、そして大正天皇の后…。その高貴な結婚は本当に幸せだったのか―。さまざまな立場に葛藤する皇族を描いた5つの短編には、読む者を圧倒する”心の内”が綴られる。これまで描かれたことのない、衝撃の短編集。

林真理子:著
文藝春秋:発行
定価:1 870円(税込)

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【文芸】禁忌の子

禁忌の子の表紙

救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ。

山口未桜:著
東京創元社:発行
定価:1 870円(税込)

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【文芸】小鳥とリムジン

小鳥とリムジンの表紙

主人公の小鳥のささやかな楽しみは、仕事の帰り道にお弁当屋さんから漂うおいしそうなにおいをかぐこと。人と接することが苦手な小鳥は、心惹かれつつも長らくお店のドアを開けられずにいた。十年ほど前、家族に恵まれず、生きる術も住む場所もなかった18歳の小鳥に、病を得た自身の介護を仕事として依頼してきたのは、小鳥の父親だというコジマさん。病によって衰え、コミュニケーションが難しくなっていくのと反比例するように、少しずつ心が通いあうようにもなっていたが、ある日出勤すると、コジマさんは眠るように亡くなっていた。その帰り、小鳥は初めてお弁当屋さんのドアを開ける――。小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語。

小川糸:著
ポプラ社:発行
定価:1 870円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【文芸】迷惑な終活

迷惑な終活の表紙

年金暮らしの原夫妻。妻の礼子はいわゆる終活に熱心だが、夫の英太は「生きているうちに死の準備はしない」という主義だ。そんな英太があるきっかけから終活をしようと思い立つ。それは家族や他人のためではなく、自分の人生にケリをつけること。彼は周囲にあきれられながらも高校時代の純愛の相手に会うため動き始める。やがて、この終活が思わぬ事態を引き起こし──。『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』『老害の人』に続く著者「高齢者小説」第5弾。

内館牧子:著
講談社:発行
定価:1 870円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【文芸】覇王の船

覇王の船の表紙

石山本願寺を制圧したい織田信長は兵糧攻めを成功させるため、支援する毛利軍の補給船を全滅させるよう九鬼水軍に命令を出す。ところが、毛利軍の擁する村上水軍は最新の爆薬玉を使って、逆に九鬼水軍を蹴散らしてしまう。信長は船が木製だから燃えると判断、鉄鋼船の建造を命ずる。ヨーロッパの大航海時代より300年も早く、鉄鋼船を海に浮かべた織田信長と九鬼水軍の世界最先端の知恵と活躍を描く、前代未聞の歴史時代小説。

岩室忍:著
祥伝社:発行
定価:2 310円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【文芸】暗殺

暗殺の表紙

日本史上最長政権を築いた元総理が殺された、前代未聞の凶行。しかし、この事件では多くの疑問点が見逃されていた。致命傷となった銃弾が、現場から見つかっていない。被害者の体からは、容疑者が放ったのとは逆方向から撃たれた銃創が見つかった。そして、警察の現場検証は事件発生から5日後まで行われなかった。警察は何を隠しているのか? 真犯人は誰だ?実際の事件をモチーフに膨大な取材で描く、傑作サスペンス。

柴田哲孝:著
幻冬舎:発行
定価:1 980円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【文芸】オパールの炎

オパールの炎の表紙

一九九九年に日本でピルが承認される約三十年前に、ピル解禁と中絶の自由を訴える一人の女がいた。派手なパフォーマンスで一躍脚光を浴びるも、その激しいやり口から「はしたない」「ただのお騒がせ女」などと奇異の目で見られ、やがて世間から忘れ去られてしまう―。謎多き女をめぐる証言から、世の“理不尽”を抉りだす圧巻の傑作長篇。

桐野夏生:著
中央公論新社:発行
定価:1 870円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

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