【教養】続・日本軍兵士-帝国陸海軍の現実

続・日本軍兵士-帝国陸海軍の現実の表紙

アジア・太平洋戦争で約230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士たちの生活・衣食住の無視があった。進まない機械化、パン食をめぐる精神論、先進的と言われた海軍の住環境無視……全面戦争に拡大する日中戦争以降、それらは露呈していく。本書は帝国陸海軍の歴史を追い、兵士たちの体験を通し、日本軍の本質を描く。

吉田裕:著
中央公論新社:発行
定価:990円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【教養】手段からの解放

手段からの解放の表紙

「楽しい」って何なのだろう? 『暇と退屈の倫理学』にはじまる哲学的な問いは、『目的への抵抗』を経て、本書へと至る。カントの哲学をヒントに、「嗜好=享受」の概念を検証。やがて明らかになる、人間の行為を「目的と手段」に従属させようとする現代社会の病理。「嗜好=享受」を奪うことは、人間に病としての依存症への道を開く。
剥奪された「享受の快」を取り戻せ。「何かのため」ばかりでは、人生を楽しめない――。見過ごされがちな問いに果敢に挑む、國分哲学の真骨頂。

國分 功一郎:著
新潮社:発行
定価:968円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【教養】蔦屋重三郎と浮世絵 「歌麿美人」の謎を解く

蔦屋重三郎と浮世絵 「歌麿美人」の謎を解くの表紙

2025年大河ドラマ「べらぼう」主人公のモデルは蔦屋重三郎。江戸時代中期、数多ある版元の中で、なぜ蔦重だけがこれほど注目を集めたのか。蔦重が歌麿に描かせた「ポッピンを吹く娘」はなぜ名作と言われるのか。話題を呼ぶ浮世絵を次々に手掛け、江戸を騒がせた蔦重の独自の仕掛けとは―。本書は蔦屋重三郎のビジネス上の足跡に沿って代表的作品から知られざる名画まで多くの作品を取り上げ、オールカラー図版を実際に見ながら、その歴史的意味やインパクトを明らかにしていく。大河ドラマ「べらぼう」の近世美術史考証者である著者が、“コンテンツビジネスの風雲児・蔦屋重三郎”に迫る決定版。

松嶋雅人:著
NHK出版:発行
定価:1 265円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

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