【文芸】spring

spring

無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。同時代に巡り合う、踊る者・作る者・見る者・奏でる者。それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。一人の天才をめぐる傑作長編小説。
史上初の直木賞&本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』や演劇主題の『チョコレートコスモス』など、表現者を描いた作品で多くの読者の心を掴みつづける恩田陸の新たな代表作誕生。

恩田陸:著
筑摩書房:発行
定価:1 980円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【生活】大谷翔平を追いかけて 番記者10年魂のノート

大谷翔平を追いかけて 番記者10年魂のノート

日本ハム時代から大谷翔平を10年以上追い続け、現在は多数メディアにも出演するスポーツニッポン新聞社MLB担当柳原直之記者による入魂のノンフィクション。困惑の表情をさせてしまった初インタビュー、タクシーに同乗し交わした言葉、初めて本気で怒らせたあの日、パ・リーグ優勝、エンゼルス入団、テレビに映らないクラブハウスでの素顔、8度にわたる単独インタビュー、二刀流覚醒、WBC優勝、ドジャース移籍――20回に及ぶアメリカ長期取材時のメモを掘り起こし、時代の寵児に密着した約10年を綴る“バンキシャ日記”。

柳原直之:著
ワニブックス:発行
定価:2 200円(税込)

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【教養】世界はラテン語でできている

世界はラテン語でできている

外国語初心者でも学べる、明日から誰かに話したくなるラテン語の話題が詰まった一冊。欧米の言語のみならず、現代日本にも今なお強い影響を持つラテン語。古代ローマで用いられたこの言語が古代以降も歴史の中でどのように使われたかを知り、またラテン語が現代に残す痕跡の数々を探ることで、政治や宗教、科学といったジャンルの知識も身につく、人気ラティニスト渾身の初著書。ヤマザキマリとの対談を併録。

ラテン語さん:著
SBクリエイティブ:発行
定価:990円(税込)

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【児童】たんぽぽのはら

たんぽぽのはら

春の日ざしのそそぐ、たんぽぽ野原。みつばちがとんできて、たんぽぽの花のみつをちゅるちゅる吸います。次にとかげがやってきて、たんぽぽの横でひなたぼっこ。続いてすずめがとんできて、種をパクパク食べます。最後にやってきた子どもがたんぽぽをつつくと、綿毛がふわ~と飛んでいきます。「たんぽぽのはら ぽかぽかのはら」というおだやかな言葉の繰り返しにのせて、たんぽぽと次々やってくるいきものとのドラマをえがきます。

とうごうなりさ:著
福音館書店:発行
定価:990円(税込)

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【文芸】シャーロックホームズの凱旋

シャーロックホームズの凱旋

架空の都市「ヴィクトリア朝京都」を舞台に、かの名探偵ホームズが難事件を次々と解決…するかと思いきや、まったく事件が解決できず絶賛泥沼のスランプ中。助手兼記録係のジョン・H・ワトソンは、ホームズを奮起させようとスランプの原因に迫るが――。イギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルの探偵小説をもとに、“妄想力”全開の「森見ワールド」が展開される。

森見登美彦:著
中央公論新社:発行
定価:1 980円(税込)

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【生活】有元葉子 春夏秋冬うちの味

季節ごとの食材を生かした料理のレシピとともに、有元さんの食や料理の考え方、そして暮らしにまつわるエッセイも充実。読みごたえもたっぷり。「食は暮らしの根幹」ということを、あらためて実感しながら台所に立つ、そんな機会になるかもしれない。紹介する料理は、毎日の食卓で活躍するおそうざいばかり。旬の食材はそれだけでおいしいもの。だから料理はシンプルでいいと再確認できる。

有元葉子:著
暮しの手帖社:発行
定価:1 980円(税込)

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【教養】勝ち上がりの条件

勝ち上がりの条件

リーダーだけが、時代をつくるのではない。乱世を生き抜いた豊臣秀吉も東郷平八郎も、黒田官兵衛と秋山真之という軍師・参謀がいなければ勝ち残れなかった。天災、経済危機、圧倒的なリーダーの不在。現代という困難な時代にあってこそ、組織で生き抜いた軍師・参謀から、組織で生きざるを得ない私たちが学ぶべきことは多い。二人の歴史家が確かな目で綴った、軍師・参謀の系譜と時代を生き抜く普遍の極意。

半藤利一 磯田道史:著
ポプラ社:発行
定価:1 012円(税込)

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【児童】おしごとそうだんセンター

おしごとそうだんセンター

地球に不時着した宇宙人がやってきたのは、ちょっと風変わりな職業相談所。
宇宙人は相談所のスタッフと一緒に、この星で生きていくこと、働くことの意味について考えはじめる。誰もが避けて通れない「仕事」の意味を問い直し、明日をちょっと明るくする、すべての子どもと大人のためのヨシタケシンスケ版“ハローワーク”ストーリー。

ヨシタケシンスケ:著
集英社:発行
定価:1 760円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋

【文芸】風に立つ

風に立つ

問題を起こし家庭裁判所に送られてきた少年を一定期間預かる制度―補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れる。

柚月裕子:著
中央公論新社:発行
定価:1 980円(税込)

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【生活】理想のレシピ

理想のレシピ

人間の体は、構成する分子のレベルで考えると、一年足らずで「まったく別人のように」変わってしまう。にもかかわらず、そうした変化を感じることもないし、混乱なく生命を維持し続ける。こうした生命の在りようを著者の生物学者福岡伸一氏は「動的平衡」と呼ぶ。本書の前半部では、第一線の生物学者である福岡伸一氏が、人間にとっての「食」の意味、理想の「食」のあり方を生物学的観点から解説。後半部では、福岡伸一氏の主張を踏まえながら、料理研究家である松田美智子氏が「理想のレシピ」を紹介する。

福岡伸一 松田美智子:著
講談社:発行
定価:1 760円(税込)

(情報提供:(株) 八文字屋