2月に早々と春が来たと思ったら、3月には冬に戻ったような日々。
多分、3月の気温として低過ぎるということはなかったのでしょうが、一度暖かさに慣れた体にはより厳しく感じられました。
ものごとには順番があるのだから、それらしくやって来てくれないと。
うっかりひいてしまった風邪もようやく快方に向かったと思った瞬間に、大きく転換した気温に合わせて再び悪化の道へ。
4月に入り暖かさが続けば完治するのではと期待したのですが、今度は早春と真夏の繰り返し。
最高気温が15℃前後の日々が続いたと思ったら、いきなり夏日に。
そうこうするうちに真夏日の天気予報も出てくるし、この先どうなるんでしょうね。
年間で一番爽やかな風薫る5月はこれからなんですよ。
3月の気温の足踏みで、昨年史上最も早かった桜の開花は元に戻りました。
山形市では7日にソメイヨシノの開花宣言が出されましたが、平年より6日早く、昨年より7日遅いということでした。
この後、花冷えなども絡み、花は長持ちし、しかも比較的天気に恵まれた日々が続いたために、お花見には最適な環境になりました。
何年ぶりですかね、こんなにお花見を堪能したのは。
夫婦だけで、それに孫たちを誘ってと、約1500本のソメイヨシノが咲き誇る山形市の霞城公園に何度も足を運びました。
元山形城址の霞城公園。
土手にそびえたつソメイヨシノの大木から重さで折れないかと心配するほどまでに盛り上がる花の房がお堀の水面すれすれに垂れ下がるさまは圧巻です。
山形城といってもなじみのある人は多くないでしょうが、実は全国で5番目の規模を誇るお城なのです。
ちなみに山形より大きいお城は江戸城、大阪城、小田原城、名古屋城ですって。
名城に肩を並べていたのですね。
往時のまま残っていたら、どんな景色になっているのでしょうか。
開花宣言から数日して訪れた時は驚きのあまり唖然としてしまいました。
平日の昼下がり。
山形のどこにこんなに人がいたの、と言いたくなるほどの人の波が。
東京の上野のお山には及びませんが、この時間のこの山形でこの賑わいぶり、なぜ?そして日曜日の昼過ぎはより上野のお山に近づいた感じに。
ずらりと並んだ売店で、花より団子の団子は「本日分売り切れ」の張り紙だけ、焼きそばのコーナーは行列の最後尾が見えないほど。
明るいうちに食べられるのかと、他人事ながら心配になるほどに。
玉コンニャクや、唐揚げ、うどんなど他の食べ物の前にも行列が。
周囲からは中国語に混じって、ヨーロッパ系の言葉も耳に入ってきました。
好天に誘われて山形市内外の人々も例年になく多かったようですが、それに海外組も加わったのが賑わいの要因だったようです。
霞城公園のお花見が国際的になり、多くの外国の人々と一緒に楽しめるというのはワクワクしますね。
桜花爛漫の候を存分に楽しみ、畑の水分が抜けないので耕しにくいことを言い訳に菜園から遠ざかっていたら、あっという間に日にちが過ぎました。
桜が咲いたらジャガイモの植え付け適期。
慌てて作業を始め、桜の花びら数枚が残っている間になんとか植え付けを終えました。
下旬に入り高温続きで雑草が急成長しほぼ草原状態に。
異常気象云々はいったん脇に置き、気力を振り絞ってまずは播種作業をしなければ。
種を蒔かなきゃ何も出てきませんからね。
(2024/04/30 辻蕎麦HP)