
ニュースや日常のなかで「言葉が雑に使われている」と感じたことはないだろうか?
かつて哲学者のウィトゲンシュタインは、「すべての哲学は「言語批判」である」と語った。
本書で扱うのは、巷でよく見かける、現実をぼやかす言葉、責任を回避する言葉のほか、日常の中で文化の奥行きを反映する言葉などの「生きた言葉」たちだ。結局、言葉を大切にするとは何をすることなのか。サントリー学芸賞受賞の気鋭の哲学者が、自分自身の表現を選び取り、他者と対話を重ねていくことの実践法を説く。
古田徹也:著
朝日新聞出版:発行
定価:935円(税込)
(情報提供:(株) 八文字屋)