「お店に飾って」
と知人より頂いた啓翁桜が咲き始めました。
固かった蕾も、2～3日でひとつ、ふたつと小さな小さなお花ですが
しっかりと咲いてくれています。あと一週間程で、満開でしょうか。
お雛様の横で本当に花を添えてくれています。
私は葉桜も大好きです。
萌黄色の芽吹いたばかりの柔らかな若葉を見ると、一足先に
「春が来た」と明るい気持ちになってきます。
色の力はすごいですね。
それからが速い、速い。
「豆まき」「水仙」「つくし」「ふきのとう」「雛人形」などなど・・・・・
雪国の人はそんなしつらえを楽しみながら、春がやって来るのを
待っているのかもしれませんね。

店内のBGMを邦楽に変えただけで、お雛様達の表情も雰囲気も違って見えてきます。
不思議なものです。
ご来店頂いたお客様に「まず、お顔を見て下さい。」と声をかけさせて頂きます。
人間と同様、兄弟・姉妹はいてもまったく同じものはないからです。
見ただけでほとんどの方が「きれい」と思う美人さんと、
毎日見ているうちに「いいなぁ」とだんだん愛着がでてくるお雛さん。
人形屋さんにとっては、どちらも大切なお雛様達です。
「大切に、末長く飾ってほしいなぁ。」と願わずにはいられません。
店の前を通りかかりましたら、ぜひそんなお雛さん達を見て頂ければと思っています。
つるし雛飾り、ちりめん細工小物も多数ございます。