今年も店内は、お雛様達でいっぱいになりました。
去年とちょっと違うといえば、平飾り(お殿様とお姫様だけ)が増えた事でしょうか。時代の流れですね。
でもそんな中、日本の伝統美が国内外から見直されている事は嬉しい事です。
ここ数年、「節句離れ」「少子化」と淋しさを感じていましたが、これを期に、「お雛様にも興味を持ってもらえたらなぁ。」と思うこの頃です。
さて、今年人形屋さんが思う事は、「古典美」です。毎年、色々な最新作を見てきましたが、やっぱり伝統的な柄・色に勝るものがないと言う事です。
美しいものは、シンプルな程、美しさが際だちます。
そんな思いで飾りつけをしたお姫様達をぜひ一度、見て頂ければと思います。お待ちしております。
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人形屋さんのひとり言 (2014年3月)
「今年は寒いけれど、雪が少なくていいなぁ。」と思っていましたが、降るのが遅かったせいか、五月人形を飾っても外は真冬状態。店の前で泳いでいる鯉のぼり達もちょっとかわいそうです。
今年も五月人形の季節です。山形は旧節句が似合いますので、雛人形と混在している弥生三月です。
飾り方はやはりコンパクト。
色々なものが新しくなりますが、昔から使われてきている色・形の鎧や兜を見ると「ホッとする。」という声も聞かれます。
斬新な物ばかりが多くなると、逆に古典的な物が新しく感じられるのかもしれません。人間の心理は不思議ですね。
「男の子は強くあってほしい。」という希望を込めて飾り付けをしました。ぜひご来店頂き、直接見て頂ければと思います。
青空の下の鯉のぼりや満開の桜、土手に咲くたんぽぽの花。そんなあったかな春はもうすぐです。