人形屋さんのひとり言 (2014年3月)

「今年は寒いけれど、雪が少なくていいなぁ。」と思っていましたが、降るのが遅かったせいか、五月人形を飾っても外は真冬状態。店の前で泳いでいる鯉のぼり達もちょっとかわいそうです。
今年も五月人形の季節です。山形は旧節句が似合いますので、雛人形と混在している弥生三月です。
飾り方はやはりコンパクト。
色々なものが新しくなりますが、昔から使われてきている色・形の鎧や兜を見ると「ホッとする。」という声も聞かれます。
斬新な物ばかりが多くなると、逆に古典的な物が新しく感じられるのかもしれません。人間の心理は不思議ですね。
「男の子は強くあってほしい。」という希望を込めて飾り付けをしました。ぜひご来店頂き、直接見て頂ければと思います。
青空の下の鯉のぼりや満開の桜、土手に咲くたんぽぽの花。そんなあったかな春はもうすぐです。