先日こんな記事を見た。
流行った『ゼロ円住宅』
状況、時勢も変化し絵に描いた餅と化してきている・・・
●住宅ローンがチャラ!?
住宅ローンと付き合っていくのは容易なことではない。
何故なら返済は長いから・・・
そんな中、人気を集めたのがゼロ円住宅だった。
※なんらかの手段で『お金を生む家にする』という発想だった。
定義は3つ
①太陽光発電を搭載し、売電して光熱費をゼロに・・・
②太陽光発電を搭載し、住宅ローン返済する・・・
③自宅に賃貸併用(賃貸併用住宅)にし、
賃料でローン返済・・・
①②は2012年に施行された、
再生可能エネルギー買取制度によって生まれた発想だった。
○①はわかりやすいし、自宅の光熱費を削減したら
実現性は高い。
△②は買取価格が年々下落の現在、
大型容量の太陽光発電でもない限り、
住宅ローン返済を賄うのはなかなか難しい。
ただ省エネ住宅化にした事実は残るため、
住宅価値は高くはなっているのは事実。
×③はどうだろう?
中味は賃貸経営。
最近の調査では築年数が進むにつれ、
空室リスクが比例しているとのデータがあるようだ。
それに対し、一括借り上げで空室リスク回避をセールス
に勧める管理会社やハウスメーカーもいるが、
中味は2年毎更新で家賃が下がる仕組み。
現実は更新ごとにオーナーは賃料収入が下がり、
ローン返済も相まって、
当初にバラ色試算表とおり行ってないの大半とのこと・・・
そんなことから『ゼロ円住宅』は夢のある話だが、
現実はさまざまなリスクと隣り合わせ。
これから計画する方には慎重になるように・・・