食介護に関する研修を「栄養支援室ゆにしあ」の秋葉先生をお招きし実施いたしました。
今回は 『 高齢者の水分補給について~今夏を振かえって~ 』 というテーマで、毎日できる体の変化の観察や飲み込みが悪い方に対する水分補給の方法を体験させていただきました。
「毎日やっている○○は大丈夫!?」
と自分のケアに疑問を持つことは、より良いケアするための大きなきっかけとなります。
参加した職員のご利用者様を思う気持ちが強いからこそ、たくさんの
「なんで?」「大丈夫かな?」が生まれたと思っています。
参加した職員からはこんな質問を出ました!
(たくさんいただいたので一部をご紹介します)
○とろみ調整剤がよくダマになってしまいます。どうしたらいいのでしょうか?
○とろみが嫌いなご利用者さまにストローを使うのは有効ですか?
○ミキサー食に入れる水分の量はどのぐらいだといいのですか?
○食事制限がある人にとろみ剤を使っても、カロリーは大丈夫ですか?
などなど・・・
水分は実は食や生活全体に関わる問題です。今回も、最後に参加者の皆さんに『今後学びたいこと』を確認したところ、今回の研修内容である水分補給に絡めて、
☆毎日の身体チェックの方法
☆とろみ調整剤の使い方
☆食事介助の方法
☆ミキサー食の作り方
☆摂食・嚥下障害の対応 など
幅広い分野について知りたい・学びたいとの声が出ました。職員の向上心に驚き、このような講習を継続して、実施していきたいと思います。
最後に・・・
参加した職員の幾つかの感想がありましたので、紹介いたします。
◇ わかりやすい言葉で話していただいたので理解しやすく、他の職員にも伝達しやすいので良かった。施設でチェックできる項目やすぐ実践できる方法も知ることができたので、活用していきたいです。
◇ トロミ剤のダマダマがどうしてなるのかなと思っていましたが、今日の研修会に参加でき、うまくトロミ剤を使用できると思うので良かったです。
◇ とろみについて、とろみ剤の種類がいろいろあり、成分が違ったりするのは普段考えないことだったので、自分がどれだけ理解度がないのかわかった。今後は日常での観察やとろみについて更に理解を深めたいです。
◇ 介護に携わる者として、本日の研修は再認識出来る場となりました。今後周囲の職員らにも伝えたいし、自身でっも知識の無さを痛感した気がします。利用者のためにという理念のもと、安全・安心な生活を提供出来るものとなりたいです。
「栄養支援室ゆにしあ」の秋葉様には、大変意義のある講座を開催していただき、深く感謝申し上げます。今後についても、各職員が多くの研修を重ねて、多方面からの知識と経験を積み重ねながら、お客様の満足を頂ける介護を実践いければと思います。