下水道が普及促進の時代から維持管理・改築更新の時代へと移行しつつある現在、年々増加する下水道施設の老朽化対策は、必要不可欠な課題となってきています。そこで今回、現場施工した「クリスタルライニング工法」を簡単ではありますが紹介させて頂きたいと思います。
・クリスタルライニング工法とは
クリスタルライニング工法は、防食性を有する無溶剤型エポキシ樹脂モルタルをコンクリート構造物に塗布し、止水(接着補強型止水工)、防食(塗布型ライニング工)、補強(補強ライニング工)、マンホールの耐震補強を行う、機械を使用しない人力施工による工法です。 それぞれ目的別に下地処理方法や積層過程に多少の違いはありますが、いずれも水中でも接着して硬化する性質を持っているクリスタルライニング材を使用する工法です。
人 孔
劣化したマンホールの防食ライニング工事。