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人形屋さんのひとり言 (2015年12月)

12月にはいり、街中も華やかな季節になりました。
今年一年の出来事を思い起こしたり、来年の事を考えたりと、この一ヶ月で色々な事をやってしまう日本人はすごいですね。それだけに後からおっかけられている様で、なんとも落ち着きません。
そんな中、人形屋さんの店内だけは、ほっこり、ゆっくりとした時間が流れています。ゆったりと気品高く、お雛様達が笑んでいるからでしょうね。
イルミネーションにもまけないくらい華やいでいます。
今年も色々な職人さん達とお話ししながらお願いしてきたお雛様達でいっぱいです。半年ぶりのご対面です。
細かい注文にもきっちり答えてくれる職人さん達に感謝です。
そんなお雛様を、お客様が、どう判断なさるか、人形屋さんが一番緊張する時です。
少しでも多くの方に、色々な事をお話出来、選ぶ時の参考になってもらえたらと思っていますので、見るだけでもご来店頂き、どんどん話しかけてもらえればと思います。
干支物(申)、ちりめん細工物、押絵タペストリー、つるし雛飾り等も多数展示しております。
そちらの方もぜひ、ご覧下さい。

人形屋さんのひとり言 (2012年12月)

今年も雪が多く、寒い冬になるとの予報がでました。どんより曇りより、雪がある方が外も明るく感じられます。でも雪は、ほどほどにお願いしたいものです。

 

春5月の新作展示会で、顔なじみの同じ雪国の小売店の方とお話をする時間がありました。
その方も私同様、昨年ほど白っぽい色のお雛様が寒々と見えた年はなかったそうです。
帯地など白地唐織で豪華なのですが残念です。
今年も、友禅・金彩刺しゅう・帯地はもちろん、有職紋様のお雛様も目につきます。
けっして新しいものではないのですが、身の引きしまる堂々さがあり、私は大好きです。
そんな所でも日本の良さが見直されているかもしれません。