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温泉めぐり・山形路TOP > 温泉のある風景 > 第12回 小野川温泉 

小野小町が開湯したという伝説の湯と、ホタルが舞う小野川温泉郷 筆者 : 天野 佳一
1200年前に小野小町が開湯したという伝説の小野川温泉は、城下町米沢の奥座敷として栄えてきた。温泉街に沿って流れる大樽川(下流は鬼面川おものがわ)には、ゲンジボタルやヘイケボタル・ヒメボタルが生息し、「ほたるの里」と呼ばれている。
古女房とフルムーンに選んだのは、美人の湯といわれる小野川温泉である。今更美人でもあるまいが、やはり美しくなるという効能には、惹かれるものがあるらしい。 
東京駅から山形新幹線で約2時間10分。福島を過ぎて栗子峠を潜るトンネルを抜けると、豪雪で知られる米沢駅に着く。米沢市の観光拠点である米沢城跡(上杉神社)のお堀は、春は満開の桜で賑わい、秋の紅葉に郷愁を知る。厳寒期は豪雪で厳しい土地柄であるが、お堀の水面が氷雪で覆われ、鳥居や灯篭と木々に積もった雪景色が 神秘的で神々しい世界を演出する。我々老夫婦にとっては、上杉神社は若い日の思い出の場所でもあった。
春の上杉神社 お堀の桜 秋の上杉神社 お堀の紅葉
冬の上杉神社 小野川温泉  姥湯
米沢駅からバスに乗って田舎道を約25分程走ると、旅館15軒が営む小野川温泉郷に着く。平安時代の美人の象徴であった小野小町が、京都から旅立った途中で病に倒れ、この小野川温泉で静養したら病気が回復に向かい、絶世の美人に生まれ変わったという伝説がある。美人の湯と呼ばれる由縁である。
温泉街の中央に名物の尼湯があるが、地元民と観光客のふれあいを醸し出す、人情味ある憩いの湯として訪ねる人が多い。まず、美人の湯の由縁にあやかり、尼湯で汗を流してから温泉街を散歩する。ホタルの生息する大樽川は、自然味豊かな清らかな川である。6月中旬から7月下旬に「ほたるまつり」が開催され、午後8時頃にはホタルの群れがかすかな光を放ち、夏の風物詩を演出する。夕べには、心身ともに癒す温泉にゆったり浸かり、米沢牛と里の旬の素材でもてなす郷土料理を楽しんだ。
小野川温泉街 大樽川とほたる公園
温泉を十分楽しんだ翌日は、伊達政宗や上杉鷹山の城下町として栄えた、米沢市内を訪ねてみた。米沢城は暦仁元年(1238年)に、長井時広によって築城された平城である。伊達氏・蒲生氏・上杉氏の居城として引継がれ、独眼流伊達政宗もここで生まれた名城である。
米沢城跡は松岬公園まつがさきこうえんとして整備され、旧本丸跡に上杉神社が祀られている。上杉謙信公と上杉鷹山公が祀られ、境内には二つの銅像が米沢市民を見守っている。上杉神社の宝物殿である稽照殿けいしょうでんは、上杉家ゆかりの資料館として、重要文化財になっている遺品などが数多く展示されている。
酒造資料館 東光の酒蔵 笹野観音
酒造資料館東光の酒蔵は、酒造資料館には、昔の酒づくりの工程や貴重な資料が展示されているが、特に興味を惹かれたのが、上杉鷹山公の資料である。米国元大統領ケネディ氏が、日本国で最も尊敬する偉人として挙げたのが上杉鷹山公である。米沢藩の財政再建のために倹約を奨励するだけでなく、ウコギの栽培や鯉の養殖、織物の推進などの産業を促進して、立直しを成功させたことは歴史上有名である。その上杉鷹山公の教えなどの資料が展示されているので、一見の価値がある。鷹山公の教訓に「なせばなる なさねば成らぬ何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」という教えがあるが、景気停滞気味の今日にも通用する教訓である。
笹野観音は大同元年(806年)創建の茅葺屋根の古刹で、厄除けの観音様として信仰を集めている。笹野地区は笹野一刀彫のふるさととして刀工が腕を競い、素晴らしい民芸品を誕生させた。笹野民芸館では一刀彫の創作を見学することが出来る。私たちは、記念にお鷹ポッポの一刀彫をお土産に買い求めた。
笹野一刀彫の里 米沢織物歴史資料館
米沢織物歴史資料館は、大正11年建築の米沢を代表する産業「米沢織」の歴史資料館である。日本の織物の貴重な資料を見学することが出来た。
歴史のふるさと米沢を十分に満喫し、フルムーンの小さな1泊2日の旅を終えた。
小野川温泉アクセス
【新幹線】 山形新幹線「米沢駅」下車
米沢駅から車で20分
【バス】 米沢駅から山交バス「小野川温泉行き」
約25分、小野川温泉下車。
【DATA 2006.5.31】
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