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庄内の森林から始まる家づくり
庄内地区の地元建築関連業者の任意団体として「庄内のもり森林から始まる家づくりネットワーク」を平成14年2月に設立した。その趣旨は一言で云えば木材の地産地消の推進である。地球温暖化防止や循環型社会の構築が求められている現在、鳥海山・月山・出羽丘陵・朝日連峰などの地元の豊富な木材資源を活用して、森林の持つ多面的機能を発揮させ、地域の気候風土に合った木造住宅の建築をいかに推進するか、また、大工とうりょう棟梁等の高度なたくみ匠の技をいかに後世に伝承しつなげるか等々の意を込めて、関係諸団体と密に連携して会を設立した。
県産材を使い自然を取り入れた住宅
そもそも健康な家とはどんな家をいうのだろうか。健康な人の住む家はもちろんだが、人が健康になれる家の方がより健康な家といえる。専業主婦は一日中ほとんどの時間家で過ごしている。お勤めの方でも半分以上の時間は家の中で過ごしている。住む人が健康になるためには、まずは家の内で自然の空気を味わえること、居間で大きく深呼吸し、のんびりとあくびのひとつでもしたい気分になれる家が必要である。おいしい空気、しかもそれは外の自然の空気と変わらぬ鮮度の高い空気でなければならない。また、快適な住宅のためには温度だけでなく、湿度とのバランスも必要になる。
ホルムアルデヒドやクロルピリホス、トルエン、キシレン等々の含まれない建築資材が使用されていなければならない。その点、ムクの木材(張り合わせや集成でなく木そのまんま)は人間と同じく呼吸している。室内の湿度が高い場合は余分な湿気を吸ってくれる。室内が乾燥気味の時は湿気を放出してくれる。昔の和タンスは総桐で造られていたが、それは中の衣類等を大事に保管出来るように、外とタンスの中の温度、湿度を適度に調節する役目を果たしてくれている。
木材は化学製品と違い、温かみがある。優しさがある。さわっても自分と同じぬくもりがある。人も木も同じ生き物、木は人をやさしく包んでくれる。
木造住宅でも旧来型の木造住宅が最近、住宅雑誌やテレビの住まい情報で注目されている。旧来型の木造住宅は大別して、土と木と紙で造られていた。壁も屋根の瓦も土からの加工物。紙は木からの加工物、もともとの家づくりは土台の石と土と木のみで造られたといっても言い過ぎではない。これほど簡単に近くで手に入る天然資材で造られ100年、200年凛と建っている。なかには歴史を物語り、また、重要文化財等として、観光の目玉になり現役で稼いでいるものもある。
庄内の森林
化学・科学・文化の発達した今、役所、大手ハウスメーカーが、高断熱だ、高気密だ、省エネだ、と太鼓をたたいて進めて来た住宅が最近見直されるようになった。その原因は高断熱、高気密等の急ぎすぎのため使用資材の有害・無害チェックがおろそかになったことにつきる。病気の家を造ってしまった。病気の家(シックハウスの家)を造らず、健康の家を造ればいいのだ。
かつての住宅建築ブームの頃から、大量生産により、安く・早く、と石油化学製品が建築資材の主流を占めるようになった。その無謀な建築様式が火災初期の有毒ガス発生、シックハウス症候群の弊害等を呼び起すこととなった。住宅火災での死亡率が年々増えている。その原因は、火災初期の有毒ガスでの窒息死が多いと聞いている。床・壁・天井等の資材に有害物質の含まれていない自然素材の木材を使用することによって窒息死からは相当程度免れるはずである。いろりの火に燃え残った炭を子供の頃、口を真黒にしてかじったことを思い出す。炭は毒ではない。場合によっては薬となることを教えられたものだ。
金子みすゞと云う詩人が「木」と題して「お花が散って 身が熟れて その実が落ちて葉が落ちて それから芽が出て 花が咲く さうして何べん まはったら この木は御用がすむかしら」と詠んでいる。落葉は木々にととっては大事な栄養分だ。土につもり、腐り、それが養分になる。循環型自然環境をつくってくれている。また、ある漁業組合では毎年定期的に森の奥地まで登って樹木の植林を実践してる。ボランティア精神だけではなく、そのことが巡りめぐっておいしい魚や貝を育ててることを知っているからこそ頑張っているのだ。雑木林の落葉は特殊な栄養があるのであろう。その天然水を食べて育った魚や貝のおいしさは格別である。その源は豊かなる森林にある。
循環型産業は今に始まったことではなく、昔から先人たちは自然の恵みをよく知っていた。住宅資材としての木材はすべて循環され、公害をまき散らすような有害物質は一切含まれていない。建築廃材でも建替時の解体木材でもすべてリサイクルでき、有効活用され、人間社会・自然社会に貢献している。木が人にやさしいのは当然のことで、木は人と同じように呼吸している、人と同じ生き物なのだ。100年経ったわが家の柱も、今でも呼吸している。そういう面から見れば木は人よりも何倍も長生きして頑張っている。
山形県では耐久性が高く、かつ県産木材を60%以上使用した住宅の新築に対して、1%の利子補給制度を実施している。対象となる融資限度額は去年の1500万円から、今年は1000万円アップされて2500万円までになった。この制度の利用によって、県産木材を多用した住宅の建築が促進され、循環型社会の構築、自然環境の保護、森林の育成、温暖化対策、住む人の健康増進等々に寄与することを期待したい。また、木材の地産地消を推進することは、お金が100%地元に還流することになり、経済面においてもその波及効果は大なるものと思われる。
荘内銀行などの地元金融機関はこの制度の趣旨に賛意を示し、銀行独自の支援制度を創設して、県の利子補給制度と併用出来るように配慮された。このような大きな波動に促され、各市町村でも独自の支援策が実施されるようになってきている。森林育成は自ずと自然環境や人間の生活環境を良くし、やすらぎと新鮮な空気をわが家の内にまで満たしてくれる。そんな環境づくりに、やっと官・民一緒になって歩み始めたところである。
 
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佐藤 佶 佐藤 佶
 
庄内の森林から始まる家づくりネットワーク酒田・飽海会長。
やまがた木木の家(有)ヨシミ代表取締役。

株式会社佐藤製材所代表取締役
山形県木材産業協同組合理事
 
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